子どもたちの可能性をぐんぐん伸ばすために。

しつもん パワハラ ブログ 勝利至上主義

「敵は我にあり」~本当の勝利至上主義とは~

投稿日:

こんにちはヽ(^o^)丿
貴方の素敵な未來創りのお手伝い
ライフメンタルコーチ/心理カウンセラーのタラさんです。

もともと高校野球の指導者になりたくて教員の道を選んだ私。

がむしゃらに練習しました。
しかし「勝利」を求めれば求めるほど
「勝利の女神」は微笑んではくれませんでした。

「生徒の力を伸ばすには、強いチームを作るにはどうすればいいの?」

皆さんも生徒(子ども)の能力を伸ばす力をつけたいでしょう。
これは何も学校の先生だけの話ではありません。
ご両親をはじめ、スポーツ少年団の指導者
さまざまな活動をしている団体グループのリーダーさん
子どもとかかわるすべての方に当てはまります。

そこで私の38年間の教員生活を通して得たものを発信します。

今現場で頑張っていらっしゃる人たちのヒントに少しでもなれば幸いです。
今日も一緒に自分磨きを続けましょう。
お付き合いくださるとうれしいです!

1.立ち塞がる壁~伝統校・強豪校の存在

念願の高校野球の監督になり、情熱のすべてを生徒にぶつけてきました。
「甲子園出場」この夢をかなえるために。

実際、現場に立ち指導を始めると現実にぶち当たりました。
伝統校、強豪校、名門校の存在です。何度も苦汁を飲まされました。
どうしたら勝てるだろうか、頭の中はそのことばかり。
強いチームの作りかた、選手を上手くする方法が喉から手が出る程
欲しくて 欲しくて仕方ありませんでした。

自分の置かれた環境・立場と強豪校との比較・ 分析をすればするほど
その格差に驚き、出るのはため息ばかり。
目の前に立ち塞がる壁は高くそして厚いモノでした。

どうやったらこの差を縮められるのだろう?
壁を打ち破るにはどうしたらよいのだろう?

そして、ある時気づいたのです。
フォーカスする方向が違っていることに。

2.人集め~生徒勧誘 ・スカウト 合戦

強豪と言われる学校は「人・モノ・カネ」の3要素を揃えているところがほとんどです。人とは、結果を出せる指導者。手足となって働く優秀なコーチ陣。そして技量の優れた選手達。しかも大所帯。モノとは、練習グラウンド、合宿所、トレーニング施設、野球用具等の環境をばっちり整備している。そして金とは、潤沢な予算。ですから、ボール・バットの消耗品も在庫をたっぷり抱えています。

勢い私立の学校でないとなかなかこのようにはいきません。昨今、各地域で勝ち残っている学校の多くは私立学校です。(もちろん地域差はあります。)甲子園に出場する学校もその 80%が私立学校です。(20年前はおよそ20%。公立優勢だった。)

また最近は特定の私立学校の連続出場が目立ちます。ちなみに地元埼玉県では、花咲徳栄(はなさきとくはる)高校が今年6年連続の出場を果たしました。驚くなかれ福島県の星光学院は13年連続です。

3要素のうち、重要なのは人です。野球の上手な子をいかに集めるか、これが監督の手腕の1つです。これも黙っていては、生徒は来てくれません。積極的なスカウト・勧誘活動が展開されています。これは、本来、高野連の規定で禁止事項なのですが…。「選手集めがすべてだ!」と豪語するかたもいらっしゃいます。そのために学校として資金を使い、野球特待生として入学させます。下手をすると道具代、寮費等の免除もついていたりします。特待生も今は高野連から人数規制がかけられていますが、かつては無制限に特待生を乱発している学校もありました。勧誘は県内全域に及びさらに全国各地へとその触手は伸びていくありさまです。場合によっては他校に良い選手を行かせないために、自分の学校でまる抱えする学校もあります。乱暴な言葉ですが、せっかくの良い選手も「飼い殺し」状態です。

これって、本来目標のはずの「甲子園」が目的になってしまったケース。
「勝つためには手段は選ばず」のまさに誤った勝利至上主義。
すべては「勝つために何でも有り」の世界です。

かつて東北・北海道勢はお荷物と呼ばれた時代もありました。ところが腕自慢の野球少年たちは甲子園出場の確率を計算したら地元にいるよりもはるかに分が良いと判断。特に関西・近畿圏の子供たちが積極的に野球留学し始めました。部員数は軒並み100名を超える大所帯。しかも学校によっては、その80~90%が関西出身者といった有様です。それに比例して野球の実力も向上。いまや押しも押されぬ強豪校になったところがずいぶんあります。

3.「知識は学習から、人格はスポーツから」 ~ロボットを育ててはいないか?~

「知識は学習から、人格はスポーツから」

「学生野球の父」と呼ばれた安部磯雄先生(早稲田大学野球部初代部長)のお言葉です。スポーツの持つ意義は人格形成にありとおっしゃっています。特に指導者は肝に銘ずることですね。

ですから
人を集め、目先の勝利を追及することは誤った考え方だと思っています。

なぜなら、勝つことがすべて。
チャンピオンでなければダメという教育です。
生徒のことを全然優先してはいないのです。大人の都合なのです。

根本的に(私立)学校は売名・経営のため、指導者に勝ことを義務付けます。
指導者は結果を出さなければその立場を追われてしまうので
「勝利」を追いかける。だから「勝つためには何でもあり」の世界になる。
インチキ・不正行為を正当化している。

都合の良い言葉があります。
「野球は教育の一環」
これを隠れ蓑にとんでもないことを やらかしているところもあるのです。

たしかに、全てをなげうってつかんだ栄光は素晴らしいものです。
その努力に敬意を表します。

ただ、生徒がそれ以上に指導者もチャンピオンにふさわしい人物に成長しているのだろうか?

ここが、はなはだ疑問です。
俗に言う「野球バカ」「野球ゴロ」を大量生産しているケースも見受けます。

指導者の指示に間髪入れず「ハイ!」と素直な返事を返す生徒たち。
そして言われたことをひたすら忠実にこなす生徒たち。
指導者はこれで大満足。そして自分の力をすごいと勘違いしてしまう。

見た目はいいけれど中身は…。
養われたのは強靭な体力、少々のことでは音を上げない気力と根性
忍耐力であろうか…。

生徒は主体的に物事に取り組むことをせずに
ただ「やらされる練習」をこなしてきただけ。
「なぜ?どうして?」と考えることを置き去りにし
言われるがままの時間をずっと過ごしてきた。

監督・コーチ・先輩は厳しく・怖い人。
その恐怖政治でチームの規律も保たれてきた。
「先輩・先生は絶対」「○○はダメ!○○は禁止!」の鉄の掟。

よくよく考えてみれば「なんで?」と思うことだらけ。でも、そんなことを考えている時間が惜しいのだ。それより刹那的に楽しいことに走り、何も考えないでいる方がはるかに楽ちんなのだから。こうして皆、監督のロボットになってしまう。

頼れるひとがいなくなり、何でも自分の判断で行動することを求められるとフリーズしてしまう。それはそうだろう。ロボットは他の人に操縦されて初めて動き出すのだから。自分の意思(志)でなく、他人の意思(志)が主体なのだから。

これ恐ろしいことだと思いませんか?

4.「敵は我にあり」~真の勝利とは?~

確かにスポーツ競技には勝ち負けの結果がついてきます。もちろん勝利を目指すのは当たり前です。どうしたら勝てるかこれを真剣に追及するプロセスが大いに意味のあるところです。最初から負けてもいいのだという姿勢では相手に対しても失礼ですよね。これではただのお遊びです。お互い真剣勝負が繰り広げられるなかから素晴らしい学び・気づきが得られるはずです。これが人格を作っていくのです。

いつでも練習・稽古・鍛錬はやはり苦しさを伴います。なぜなら、できないことをできるように、不可能なことを可能にする道のりですから。最初からできるのであれば苦労はいりません。そして、何度も何度も練習を繰り返すなかで、弱気になる自分が現れます。くじけそうになる自分が現れます。そして耳元でささやきます。


「もうやめれば?無理しなくてもいいよ!」

このもう一人の自分との闘いが始まります。
こいつはなかなかの強敵です。
ここを突き抜けるかどうかが人の成長のポイントです。

本当の敵はこのもうひとりの自分です。

「敵は我にあり。」

人生は常に自分との闘いの連続だといえます。
敗ければ楽にはなりますが、本当に欲しいものは手に入りません。


「チャンピオンにふさわしい人ってどんな人?」

常にこの自問自答(自分会議)をし続ける人が
チャンピオンに近づく人です。


あなたは、この闘いに負けてもいいですか?


敵は目の前の相手ではなく、自分自身なのです。
これに勝利できれば怖いものはありませんよ。

この勝利を常に追いかける。

これこそ真の勝利至上主義だと考えます。

まとめ

「甲子園」はあくまで目標です。
目的ではありません。
人生は自分磨きの旅。

現役引退すると、ぽっかり心に大きな穴が出来てしまいます。
何したらいいんだろう?
野球辞めてからの人生のほうがはるかに長いのです。
どんな人になりたいのですか?
野球やっていた人間として誇れるものはなんですか?
もう人格は完成したのですか?
まだまだこれからでしょう。

他人との比較はやめましょう。
昨日の自分と今日の自分を比べましょう。
無いものに目を向けず、今あるものを最大限活用することを考えてみる。
あなたらしいものが必ずあります。
これを武器にしていきましょう。

絶体に自分に負けちゃいけません!

最後までお読みいただきありがとうございます。
またの機会に(^O^)/

魔法のしつもん

「あなたらしさとはなんですか?」

-しつもん, パワハラ, ブログ, 勝利至上主義

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プロフィール
設楽典宏(タラさん)
1959年 東京都 蒲田出身
STRメンタルコーチ
COコミュ二ケ―ションオフィサー/心理カウンセラー
貴方の素敵な未來創りのお手伝いをします。
元社会科教員/野球部コーチ・部長・監督
立正大コーチ時代:東都リーグ1部初昇格に貢献。
西口(元西武)、武田勝(元日ハム)らを育てる。
國學院栃木時代:2000年選抜甲子園大会ベスト4。
昌平高校時代:2012年選抜大会21世紀枠県推薦校。

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